11月27日。
政府交渉報告⑧
農林水産省への要望(3)養殖アサリ被害者への戸別保障・救済策を講じていただきたい。
今年の8月5日、諫早湾干拓地の潮受け堤防北部排水門周辺にある小長井漁協組合の地先で養殖アサリの大量死が確認された。
(写真は「しんぶん赤旗」より)
長崎県は、8月7日に調査した結果、1割のアサリがへい死したと発表した。県資源管理課によると、調査は小長井漁協などの協力を得て11カ所で実施、へい死率は0~63%、潮受け堤防排水門から遠ざかるにつれ、被害の割合は低くなっていた。
排水門に近い場所では、ほぼ全滅している所もあり、地元漁民は7月の豪雨で北部排水門からの大量排水が原因だと指摘している。
2007年8月にもの大量死があり、当県委員会として漁業被害補償制度をつくり、漁民の生活支援に対策を講じるように求めた。今回も、一番被害を受けたアサリ養殖場は、金崎地区で排水門から排水した場合に、直撃を受ける場所であり、の大量排水が原因であると考える。
まさに人災であり小長井漁業組合が要望しているように、養殖アサリ被害者への戸別保障・救済策を求める。
回答 環境破壊、有明海再生対策として、これまでも何が原因なのかも含めて調査し、環境変化に関連してどうやっていけばいいのか平成16年から調査している。
環境改善、どういう効果があるのか実証検査している。さらに、調整池の中では、水質保全対策を県・諫早市の協力を得て下水道事業も含めてやっている。
調整池の中の泥巻き上げ対策にも取り組んでいる。今年度から、有明海特産魚貝類生息環境調査をしている。貧酸素になると非常にアサリを含めて被害が出てくるので、その対策も含めて諫早湾・有明海の再生に向けて対応していきたい。
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