11月25日。
政府交渉報告⑦
農林水産省への要望(2)諫早湾後背低平地の対策を国費で行っていただきたい。
今年6月28日から4日間で諫早市森山支所の雨量計で369ミリの大雨が観測され、7月2日に森山地区では87ヘクタールが冠水した。(写真)

この地域は、低平地のため排水不良や洪水被害に見舞われることから、排水機場の整備の要望がありながら、全てが諫早湾干拓事業で解決するように言われ、1982年以降、排水機場の整備が行われていない。
5月11日の参議院決算委員会で、日本共産党の仁比聡平議員が、この問題を取り上げ、排水機や排水路の整備を求めた際に、当時の大臣は「地元から上がってくれば真摯に対応する」と答弁した。
森山地区の要望を受け長崎県は8月に国に対して整備を陳情した。干拓後も続く後背低平地の農地の冠水被害をなくすために、排水機場の増・新設、排水樋門の改修、排水路の整備を地元負担のいらない国費で行うことを求める。
回答長崎県と地元から要望があり、なるべく早期に対応できるように検討している。
従来から、この地域は土地改良事業で排水・冠水対策をやってきている。県と諫早市から土地改良事業での要望があがっているので地元負担がある。国が50%地元が50%、地元分は県が25%・農家の分も市が持つとして諫早市が25%となっている。
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