12月20日。
昨日、真島省三衆院議員、近藤一宇衆議院長崎2区国政対策委員長と共に九州防衛局に要望書を渡しました。

要望は以下の通りです。
防衛大臣 稲田朋美 様
2016年12月19日
日本共産党長崎県委員会
委員長 山下満昭
LCACの夜間運用禁止と基地拡張阻止を求める要望書
(1) LCACの夜間及び早朝の運用をさせないこと。
海上自衛隊佐世保地方総監部が、平成28年9月9日、西海市にある米軍佐世保基地の横瀬駐機場で、海上自衛隊所有のLCACの整備検証を日没後に行ったことに対して市民に不信感が大きく広がっている。
九州防衛局と西海市の間には、「横瀬LCAC施設の運用に関する協定書」が平成24年11月に結ばれており、26年3月には西海市から「米軍横瀬貯油所及びLCAC施設に関する要望書」が提出されている。
西海市が米海軍所有のLCACへの影響もあり日没後の航行は行わないように要請していたにもかかわらず、海上自衛隊所有のLCACが夜間航行を行ったことに強く抗議する。
佐世保地方総監部(施設課長)が来庁し、「本来は18時までに帰艦する予定であったが、エンジントラブルにより遅れた」と、説明されているが、当日、地元の人は日中には動かず日没後に動き出したと証言している運用実態を明らかにすべきである。
その上で、航行船舶の安全確保と周辺住民の生活環境保全のため、LCACの夜間及び早朝の運用は、米海軍のみならず自衛隊についてもさせないことを強く求める。
(2) 横瀬貯油所の拡張を行わせないこと。
米軍直轄事業として既存の横瀬貯油所の改良、拡張、新たな小規模船渠の建築の計画及び予備設計の埠頭調査を行っているが、横瀬貯油所の拡張を行わせないことを強く求める。
(3)横瀬駐機場での射撃訓練は行わないこと。
平成28年12月7日、突然、米海軍が横瀬駐機場において射撃訓練を行うと当日に連絡をしてくるという事態が起こった。西海市からの抗議を受けて中止したと聞くが、今後、射撃訓練を認めることのないように強く求める。
以上

九州防衛局側は、「地元に説明した際、日没後になる可能性も説明しており、一定の理解が得られたと判断した」と述べました。
また、帰艦時刻は19時15分と回答しましたが、運用実態については明らかにしませんでした。
この回答を受け、私は、「西海市は海上自衛隊へ米軍LCACへの影響もあり、日没後の航行は行わないように要請していたはずである」と批判をしました。
真島省三衆院議員は、「地元の要望をしっかり受けとめるべきであり、結ばれている協定書を米海軍は海上自衛隊の都合で無視することのないように」と強く要請しました。
射撃訓練については、米軍佐世保基地から西海市に情報が伝えられたものであり、正確な情報が伝えられず実弾での訓練ではないかとの心配や当日の連絡については懸念を示し、適正な場所を検討するように伝えたとの回答がありました。

近藤一宇衆議院長崎2区国政対策委員長からも協定書の遵守を求め、戦争につながるような射撃訓練が行われれば住民にとっては不安だと訴えました。
約1時間の交渉を行いました。
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