10月22日。
介護保険特別会計補正予算に反対した理由です。

議案第74号平成28年度西海市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、反対の立場から討論を行います。
今回の補正は、主に保険給付費における介護予防サービス給付を、地域支援事業費における介護予防サービス事業に変更するものであります。
平成27年度から29年度を計画期間とする西海市第6期介護保険事業計画では、平成29年度から新しい総合事業の実施にともない地域支援事業に移行するとされていたものです。
そもそも、これは要支援1、2の介護予防サービス利用者を国の介護保険制度から外し、自治体の総合事業に移すという介護保険の改悪であります。
今回の補正では、同額の予算が計上されていますが、
移行期限前に移行した自治体では、仕事の内容は変わらなくても事業者に支払われる報酬が3割カットされ、事業者からは不安の声が出され要支援の仕事は引き受けない事業所も出ていると報道されています。
報酬削減の穴埋めに実施されるのが人員などの基準緩和です。これまで介護の資格をもったヘルパーが担ってきた訪問介護は18時間の研修を受けた無資格者でも行えるなどというものです。
介護予防の後退になりかねない地域支援事業への移行を計画よりも半年前倒しで実施することを認めることはできないと判断し反対いたします。
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