3月22日。
国民健康保険税の税率改定に反対しましたが、賛成多数で可決しました。
反対討論を報告します。
議案第13号西海市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。
まず第一に、今回の改正が平均して17%の大幅な負担増になり、しかも水道料金の一律24%引き上げと同時に行われることは市民生活に大きな影響を及ぼし、暮らしに打撃を与えることになるからです。
第二に、市町村国保の抱える構造的な問題から、厚生労働省保険局が示しているデータでも、加入者一人当たりの負担は健保組合の約2倍になっています。市町村による一般会計からの法定外繰入は約3,900億円となっており、長崎県内でも行っている自治体が複数あります。西海市国民健康保険運営協議会の一部の委員からも指摘されており、西海市も行うべきと考えます。
第三に、長崎県の広域化準備状況について、具体的な報告がないまま、保険税率を県内市町の平均水準並に引き上げることには納得できません。全国知事会が国に対して1兆円を要望しているように、加入者の負担をこれ以上増やさない手立てをとることを求めて反対いたします。

議案第33号平成28年度西海市国民健康保険特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。
国民健康保険税率の改定により、歳入における保険税は平成27年度と比較して5,298万4,000円の増額となっています。
これほどの増額となる改定が、昨年の12月議会の終了直後の平成27年12月24日に国保運営協議会に諮問され、答申内容を承認されたのは平成28年1月14日という年末年始にかかる短期間で決められ、税率改定の議案と同時に提案されたことは納得出来るものではないことを指摘して反対といたします。
コメントの投稿