3月17日。
本日の予算決算常任委員会で平成26年度西海市一般会計予算の修正案が賛成多数で可決しました。
私が行った修正案に賛成する討論を紹介します。
旧長崎オランダ村施設の利活用は、これまで多くの議員が一般質問で取り上げられるなど本市にとって重要な課題の一つであると認識しています。
昨年の市議会6月定例会における6番議員の一般質問に対して、「民間事業者から高く評価され活用の提案があっており、今後は民間事業者が参入しやすい環境づくりのため、最低限のインフラ整備につきましては、議会の理解をいただきながら施設所有者である市で対応策を検討したいと考えている」との答弁があっておりました。
しかしながら、民間事業者から、どのような提案がなされているのか、これまでの経緯からして約1億5,000万円に及ぶ多額の予算を投じるに値する利活用に結びつくのか判断する資料がありません。

平成21年度西海市一般会計補正予算(第2号)に、旧オランダ村の再活用については、あらたな公共投資が発生しないよう留意されたいとの付帯決議がなされています。
また、年金支給額が減らされ給料の引き上げもままならない中、消費税率が引き上げられるなど、市民生活はいっそう厳しくなるのではないかと懸念しています。
市民生活を第一に考えるならば、旧オランダ村再生への予算計上は慎重でなければならないと思います。
資料として提出された事業者提案公募要項(案)には、屋根・外壁・海上デッキ部分その他構造に関わる箇所等の整備については、西海市で整備するとあり、電気・水道・浄化槽の基幹部分の整備に止まりません。
これは、今回の予算措置では終わらない可能性があることになります。
利活用のために事業者の公募することは認めるとしても、事業計画書の提出によって西海市の整備する部分を最少に抑えることの出来る計画も作成される可能性を追求すべきであり、公共投資を最少にすべきと判断します。
よって、修正案に賛成するものです。
採決の結果、賛成多数によって修正案が可決しました。 なお、予算決算常任委員会は議長を除く議員で構成されていますので、20日に予定されている本会議においても可決する見通しです。
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