3月12日。
昨日、西海市長に「LCACの運用中止を求める要望」を提出。
市長・副市長ら4人が対応して下さいました。

長くなりますが、要望の内容をそのまま伝えます。
九州防衛局は3月8日、米海軍佐世保基地のエアクッション型揚陸艇(LCAC)が横瀬新駐機場に移転し、運用を開始するのを機に、米海軍が自治体に行っていたLCAC運用の事前通知をやめる方針を公表しました。
これは、平成24年11月9日に西海市と九州防衛局との間で、締結された「横瀬LCACの運用に関する協定書」第3条(情報の提供)に明らかに反するものです。
事前通知は、船舶の安全航行・漁業の安全操業・騒音測定実施のために欠かすことが出来ないものです。
私たちは、LCACの運用について、佐世保市が事前連絡の徹底を申し入れなければならない状況であることを指摘し、西海市と米海軍との間にLCAC運行に関する協定書を取り交わさないまま運行を認めることがないように提案していました。
これに対して、西海市は「地域住民が安心して暮らせるための体制整備は大変重要なものと考えます。」と、回答されていましたが、九州防衛局と協定書を締結しただけでした。
今回の米海軍の事前通知廃止の公表は、いみじくも西海市と九州防衛局との協定書だけでは、不十分であることを露呈したものです。
そこで、下記のことを要望いたします。
(1)九州防衛局に協定書を守り、米海軍に事前通知廃止を撤回させること。
(2)米海軍に、事前通知なしに運用することは認めないと申し入れること。
(3)米海軍との協定書を取り交わさないまま運用を認めないこと。

市長からも、「九州防衛局との協定書を最初からやぶるのか」・「オスプレイのように約束が無視されるのか」という憤りが語られました。
九州防衛局には、直ちに協定書を守るように申し入れたそうですが、米海軍との交渉権はないと(2)と(3)については、出来ないと述べました。
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