10月19日。
先日、西海市総合計画後期基本計画に対し、意見の公募に応じてLCACに関しても意見を提出していました。
「市民が安心して生活できる環境整備のためには、LCACの乗り入れを中止すべきであり、少なくとも西海市と米海軍との間に運用に関する協定書を取り交わさないままの運用を認めることのないように。」
これに対し、市の考え方として、「ご指摘のとおり、地域住民が安心して暮らせるための体制整備は大変重要なものと考えます。LCACの運用に関する部分の協定書または覚書につきましては、本格的な基地の運用が始まる前までに締結できるように、現在、協議を進めているところです。」と、示されていました。
ところが、今回、情報公開申請で取り寄せた資料に目を通すと、米海軍との間に協定書を交わさないままに運用される恐れがあることがわかりました。

平成24年7月17日に、開かれた西海市議会の「LCAC等基地対策調査特別委員会」のおいて、九州防衛局企画部長が、「米軍は運用に関して約束だとか、紙に書くということは非常に抵抗を示します」と見解を示し、「運用について明記した新たな協定書を結ぶ必要がある」と考えを示した委員長に対し、「旧西海町と旧福岡防衛施設局で結んだ協定は、いまだに生きていると考えています。この協定を変更する必要はないだろうと私自身は思っています」と答えています。
その一方で、「崎辺でははっきり言って騒音関係の施設も装置も全くない状況でした。駐機場自体も狭い状況でございました。新しいところができれば、当然、新しいところに合わせた運用に、米側としても追求しなけらばならない。そういうふうな変化はあると思います。」

もともと、騒音対策を求められたことを逆手にとって、駐機場を思いやり予算で作ったもの。
佐世保市と交わしている「週2回、一日3時間とされている運用」が、大幅に変更される恐れがあると危惧しています。
佐世保市が要請しなければならないなど、ルールが守られていません。
ルールがあっても守られないのに、ルールがないとなればどうなるのか。
11月に予定している政府交渉において、防衛省にLCACの運用中止の要望を提出する準備をしています。
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