10月4日。
一般質問の報告その1です。
早期支給のため就学援助手続きの改善を
ふちせ 経済的理由による就学困難な児童・生徒に対して、義務教育を円滑に受けられるように支援する就学援助制度を確実に周知し、必要な援助がもれなく受けられるようにすることが重要であるが、本市の周知方法と申請方法はどのようになっているか。
本市の場合、「支給時期は学期ごととし、1回目の支給は7月である」と昨年の決算審査での答弁だったが、入学準備金は、ランドセルや制服などを購入する入学前に支給するよう改善し、またその他の費用についても、支給時期を早めることができないか。
教育長 新入学児童生徒の保護者への周知は、前年度末の2月に実施する入学説明会を利用して、校長に説明資料の配付と説明を行うよう依頼し実施している。
入学準備金は、入学先の学校が確定してからの対応のため、入学後、学校を通じて速やかに申請すれば5月中に支払うことができると考えている。
しかしながら、学校事務が多く保護者の申請手続き時間を要し、教育委員会への提出が遅れ支給の遅れにつながっている場合もある。合併以降、事務処理の見直しを行ってきたが、今後も、認定及び支払いがより早くできるように、マニュアルづくりなどを含め事務処理の見直しを行い、より迅速な手続き及び支給ができるように努力する。
なお、県内各市の状況を確認したところ、長崎市では今年度より中学校に入学する際に入学準備金として支給しているので、趣旨を考慮して本市においても検討する。
ふちせ 7月支給としながら実際には、ほとんどが夏休みに入った8月以降となっている。準要保護児童生徒は居住地域を担当する民生委員の認定意見書を提出するという手続きを行っているのか。
教育長 本市は年3回支給とし、その学期をまとめるので実態としてそうなっているので、これからは改善したいと思っている。民生委員の意見書を出して頂いたら支給をしている。
ふちせ 文部科学省に問い合わせしたところ、法改正により就学援助法及び同法施行条例の準要保護者に係る規程が削除されたことに伴い、認定について必ずしも民生委員の意見書をあわせて提出せずに制度を利用できるのではないか。
教育長 ただいま、議員ご指摘のとおり、この制度について民生委員の証明は見直しが必要と認識している。
ふちせ 日田市では、入学準備金を2月下旬から3月下旬に支給している。国会答弁の中で文部科学省が速やかに支給してほしいと答弁しており、入学前に支給している自治体が増えている。支給を早めることで新たな予算は必要としないので、本市でも行えるのではないか。
中学生には来年度から入学準備金の早期支給を検討教育長 本市の平成28年度新入生で対象となったお子さんが小学校で14名、中学校で32名。まず中学生を対象に来年度からできないか検討を進めている。小学校については、できるように事務処理体制など整えられればと考えている。