12月22日。
昨晩、NHKの放送番組のあるコーナーで解説された話。

なぜ、天気予報で、「江島・平島を除く西海市」や「宇久地域を除く佐世保市」と言うのかというもの。

それぞれが、上五島に近いからです。
先日、瀬渡しを営んでいる夫に、長崎市の消防から緊急連絡が入り、池島から急患を搬送しました。
その時は、悪天候で定期船は欠航、しかも通常運航が終了してる時間帯で暗くなっている。
急患は80歳代の高齢者。
島の診療所の医師は不在。
ドクターヘリは飛ばない。
「波の荒い時化た時に、高齢者の急患を船に乗せればショック死するのではないか」との夫の問いに、「それでも船で病院に搬送した方が良いとの判断だ」とのこと。
夫は、「池島までたどりつけるかどうかわからないが」と言いながら、暗い時化た海に船を出した。
最悪の場合もあるかもしれないと心配している私に、「なんとか池島に着いた」「待機していた救急車まで送り届けた」と、連絡が入った時は、本当にほっとしました。
ところが、後から聞けば、消防士は島を離れるわけにはいかないと、急患を託されてしまったとのこと。
どれだけの重責を感じながら暗い波の荒い海を走ったのだろうか。
その後、急患は無事に病院まで搬送されたのか、回復されたのか、何も連絡はありません。