8月9日。
被爆63周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列しました。

被爆者代表の森重子さんは、「平和憲法と非核三原則を日本のみならず世界中に広げていくことこそが、戦争をなくし核兵器の増大と拡散をとめる有効な手段と考えます」と、「平和の誓い」で訴えられました。
田上富久長崎市長は、生誕100周年にあたる永井隆博士の「戦争に勝ちも負けもない。あるのは滅びだけである」の言葉を引用し、「核兵器の廃絶なくして人類の未来はありません」と、長崎からの平和を宣言をしました。
永井隆博士の作詞した「あの子」の児童合唱は、何度聞いても涙がこぼれます。
「壁に残ったらくがきの、おさない文字の、あの子の名呼んでひそかに耳すます。ああ、あの子が生きていたならば」。
あの子に、長崎の祈りと誓いが届いているかしらと鳩の飛び立った空に目をやってみました。あの子に、誓ったことを胸に刻み忘れまいと思います。